アラサー会社員の気ままブログ

アラサー会社員が趣味のDIYや副業の事を気ままに綴ります。

【DIY】ツーバイフォー工法で小屋を作るときの費用は?実際に作ってみた感想

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2021年の春くらいから、素人がこつこつと小屋を作り続けて、先月についに竣工しました。

 

元々、建築の図面を書く仕事をしていたので、多少の知識はありましたが、施工に関しては完全に素人なので、色々つたないところもありつつも基礎~外装の仕上まで、全てDIYしました。

 

施工の様子は過去記事で紹介しているので、宜しければご参照下さい。

 

今回は、実際に素人がDIYで小屋を作ってみて、実際にどれくらいの費用が掛かったのかを書いてみます。

 

まず、小屋の仕様についてです。

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延べ面積:2.745m×1.59m(4.36㎡)

高さ:平均2.2m程度

基礎:コンクリートブロック、土間コン

扉:1か所、窓:2か所

外装:杉板材のペンキ仕上+漆喰塗り    

屋根材:ガルバリウム鋼板(アスファルトシートの上)

となっています。

 

材料は基本的にホームセンターで購入しており、

屋根材だけは、モノタロウで購入しました。

また、人件費は家族や友人が手伝ってくれたおかげで、基本的に無料です。

 

各工程ごとに、かかった金額を算出してみます。

①基礎~床→21,982円

②壁→85,536円

③屋根→72,317円

④扉・窓→36,841円

⑤外装仕上材→20,841円

 

合計すると、23万7517円となりました。

過去記事でも書いていますが、当初は7万円くらいで建てられないかと甘く考えていましたが、完全に超えていますね。

 

phazone.hatenablog.com

 

実際作ってみると、木材にかなりお金がかかっています。

費用の7割以上は木材の費用です。

ウッドショックの影響で、普段よりも価格が高騰していたようなので、平時であればもっと安くなったかもしれません。

 

また、工具類等はインパクトドライバー等、元々持っていたものもあるので、そこまでお金はかかっていません。

 

材料費の節約の方法として

・壁の仕上を一部ベニヤ板の塗装仕上にする。(人目につかないところ)

・木材の加工は自分でする。ホームセンターだとワンカット¥50くらいかかるため。

・窓はガラスでは無く、塩ビ板を使う。

といったことをしました。

 

ホムセンで、木材カットを依頼すると50円ほどかかってしまうので、基本的には電動ノコを借りるか丸鋸でカットしました。

普通に100カットくらいはしているので、節約になります。

 

あとは、もったいないのが壁・屋根の防水で使ったアスファルトシートと、透湿・防水シートが余ってしまったこと。

今回の小屋だと、半分以上余るのでヤフオクとかで中古品があれば、そちらの方が効率的かもしれません。

 

いずれにしても、20万前後で4㎡くらいの小屋は建てられるので、これから小屋を作ろうとしている人の目安になればと思います。

 

 

 

 

 

【DIY】素人がツーバイフォー工法で小屋作り〜外壁②〜

DIY素人の小屋作りの作業も、半年以上経ちましたが、いよいよ完成まで後一歩になりました。

 

ブログやyoutube等で作業の手順や方法を調べて進めていきましたが、大きな失敗も無く、意外とスムーズに進めていけたかと思います。

家族や友人にも手伝って貰ったり、楽しく作業が出来ました。

 

今回の作業の工程は下記になります。

 

①小屋の外面に透湿・防水シートの取付

②外壁に板材と合板の取付

③外壁上部を漆喰で仕上

 

前回で、②の外壁板材の貼り付けまで終わったので

今回は合板の取付から始めていきます。

 

②合板の取付

外装の下地用に合板を全面に貼ります。

この下地合板の上に漆喰やペンキを塗って、外装を仕上げます。 

 

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合板の割付けを雑ですが、手書きで書きました。

割付図を書いておくと、合板の無駄がなくなります。

サイズについては、寸法が数ミリ単位で変わっている所もあるので、小屋を実測しています。

ちなみに、合板は9mm厚を使っています。

合板は8枚使います。

加工枚数が多くて、ホームセンターだとお金がかかってしまうので、自宅で丸鋸で切り出しました。

これを、小屋の外側にビス留めしていきます。

 

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外壁の人目につく面は、漆喰仕上にしますが

人目に付かない側の2面は、下地合板の上からペンキを塗りました。

(材料費の節約の為^^;)

若干チープな感じがしますが、意外と違和感ないと思います笑

 

③外壁上部を漆喰で仕上

 

残りの外壁部分は、合板の上から漆喰を塗っていきます。

今回は、こちらの商品を使いました。

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ホームセンターで購入した

「うま〜くヌレール」という漆喰です。

この漆喰は、水を混ぜたりする必要が無く、コテでこねて塗る事が出来ます。

誰でも簡単に漆喰を塗る事ができるのでお手軽です。

 

製品説明によると、下塗をしてから、1、2回上塗をして仕上になるようです。

上塗後の漆喰の厚みは大体3mmくらいになります。

 

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合板の上から、1回目の下塗をしています。

まだ、合板の継目が少し見えています。

 

この上から、さらに上塗をして仕上ます。

今回は下塗+上塗の2回塗りで仕上げました。

 

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上が施工後の写真です。

 

写真だと分かりづらいですが、板の継目やビス後が下塗の時よりもキレイになっています。

 

庇の木部分もペンキで塗装しました。

 

色合いも良くて、結構良い感じです。

 

これにて、ひとまず施工完了です!

 

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ちなみに内部は上の写真の様な感じです。

 

ひとまずネットで購入した、畳シートだけ敷き詰めています。

 

子供が遊べる程度の小屋にしたかったのですが

2.6m×1.6m程度の広さはあるので、充分遊べそうです。

 

素人作業なので、壁の納まりが悪かったり、細かい失敗はありましたが、無事完成出来て良かったです。 

ネットで調べれば、施工方法とかも動画やブログで紹介されているので、色々参考になりました。

 

内装は手を付けていませんが、ハンモックを吊るしたりだとか、子供も遊べて、くつろげる様な空間にしようかなと考えています。

 

今後も時間を見つけて、コツコツ進めて行こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【在宅で出来る副業】CADの仕事でお金は稼げるのか、実際に副業してみた。

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タイトルの通り、CADの副業でお金を稼げるのか、実際に試してみました。

 

CADとは図面を書く事に特化したソフトで、建築、土木、インテリア、機械等、様々な分野でものづくりに活用されています。

 

CADを使って、図面を書く仕事はCADオペレーターと呼ばれています。

在宅ワークなんかでも、CADオペの仕事は結構、募集があるみたいです。

 

私は前職では、建築のCADオペレータとして図面を作図する仕事を5年程続けていました。

当時は、ゼネコンの建築現場に常駐して、下請業者や現場監督とやり取りをして建築の施工図面を書いていました。

施工図面は自分の書いた図面がそのまま建物として形として残るので、プレッシャーもありますがやりがいを感じる仕事です。

 

転職してからはCADを使う機会がほぼほぼ無くなり、DIYの時にたまに使うくらいです。

 

せっかく、身に付けた技術を腐らせるのももったい無い気がするので

建築系のCADで出来る在宅副業があるのか探してみて、実際に仕事をしました。

 

CADの副業の探し方~クラウドソーシングサイトの登録~

ひとまず、CADの副業がどこで募集されているかもわかっていなかったので、ネットで検索して調べてみました。

手早く仕事を探したい、本業の合間に仕事をしたい、という考えから単発の在宅ワークを探せるクラウドソーシングのサイトを利用しました。

クラウドソーシングのサイトでは、インターネット上で企業が業務を発注(アウトソーシング)しており、サイト登録者は希望する業務に応募して仕事を受注する事が出来ます。

私が登録したサイトは下記の3つです。

 

1.クラウドワークス

クラウドソーシングの大手サイトの一つです。

CADの仕事も今回利用した中では1番募集が多く、10〜20件程度は安定して掲載しております。

自分はこのサイトで、2ヶ月間で4件受注出来ました。

2.クラウドテック

同じく、ソーシャルワークの大手サイトの一つです。

様々な分野の在宅ワークが掲載されていますが、CAD関係の仕事の募集数はクラウドワークスに比べるとやや少なめです。

3.STUDIO UNBUILT

こちらは、建築関係の案件を専門としているサイトです。

建築設計のコンペなど、デザイン寄りになっており、CADに限らず設計業務の案件を多数扱っています。

 

 

副業の準備について

 

CAD副業の為に準備したものは2つです。

 

・ある程度のスペックがあるパソコン

・CADソフト

 

ひとまずこれがあれば、知識やスキルは別にして、CAD副業は出来ます。

 

私は元々持っていたパソコンがCADを動かすのに充分なスペックがあったので良かったのですが、CADソフトの方は新たに導入しました。

 

建築系のCADソフトには色々種類があり、ソフトによって機能やデータの拡張子が異なります。

図面が書ければどんなソフトでも良いわけではありません。

そして、クラウドソーシングの案件には、CADソフトが指定されている事が殆どです。

自分が見た中で、よく指定されていたのは次のCADソフトです。

 

・AUTO CAD

→ゼネコンでも設計事務所でもよく使われている一般的な建築CADソフトです。

拡張子はDWGデータで、互換性も優秀です。

使用料が1年間で¥71,500、1カ月間で¥8.800かかります。

 

・BricsCAD

→機能面では、ほぼほぼAUTO CADと一緒です。

操作性だけ、若干異なります。

こちらは、Lite版で1年間¥44,000、永久ライセンスで¥69,000になります。

 

・JW CAD

→昔からある無料のCADです。

無料とはいえど、機能的には業務で充分使えるレベルで充実しています。

設計事務所から専門業者まで幅広く利用されています。

 

Vector works

設計事務所や内装業者でよく使われているソフトです。

AUTO CADよりも、デザイン的な面で機能が充実しているイメージです。

 

私はこの中でも、JW CAD、AUTO CAD、BLYCS CADを使って、CAD副業をしました。

 

JW CADを除いて、基本的に有料になりますが

AUTO CAD、BLYCS CADについては、1ヶ月間の無料試用期間があります。

 

ちょっとセコイですが、ますはお試しという事で、AUTO CAD、BLYCS CADの2つの無料期間の1ヶ月+1ヶ月の2ヶ月間を利用してCAD副業をしてみました。

 

実際にCADの副業はどんな事をするのか

クラウドワークスにて、対応可能な業務に応募してみました。

自分が実際に受注した案件は次になります。

 

1.施工図面の作図

施工図とは、現場の職人さんや下請業者が施工する為に使う図面の事です。

設計者が考えた実施設計図は、そのままの状態だと、現場では使えないことが多々あります。

実施設計図のままだと、施工に必要な細かい寸法が無かったり現実的に物が作れない様な納まりになっていたりもするので、手を加えてディテールアップさせたのが、施工図というイメージです。

作図するにはCADの操作以外にも建築に関する知識が必要です。

今回はクラウドワークスにて、内装施工図面の作図を2件受注しました。

平面詳細図の作図でしたが、作業時間はどちらも7〜8時間くらいかかっており、図面1枚につき¥9000くらいの報酬を頂きました。

 

2.金属部品図面の作図

金属加工業者さんが書いた手書きのスケッチを基に金属部品の図面を3枚作図しました。

元々頂いた図面のスケッチが、寸法等もしっかり記載されていたのて、ほぼほぼ図面のトレース作業でした。

作業時間は、3時間くらいかかっており、図面3枚で¥4000くらいの報酬を頂きました。

 

3.白地図の作成

依頼者から頂いた、ある地域の地図PDFデータをCADデータ化するという案件でした。

手書きで一から地図をトレースするのはかなり大変ですが、AUTO CADには、PDFデータを図面化する機能が元々あるので、データを変換するだけで終わりました。

正直、この仕事はかなりおいしかったです(^^;

作業時間は、20分くらいで¥4500くらいの報酬を頂きました。

1番コスパが良かったです。

 

2ヶ月の間に4件CADの副業を受注して¥26500くらいの収入を得る事が出来ました。

 

やってみた感想

実際にCAD副業をやってみた感想を書いてみます。

◇良かった点

・本業の合間に、自分のペースで仕事が出来る。

→納期さえ守れば、自分の空いている時間に出来るのが、在宅CAD業務の良いところです。

基本的に平日は帰宅して20時過ぎから副業をしていたのですが、在宅で出来る上にペース配分しながら好きに作業を進められました。

成果物を納期通りに提出するという事を守れば、縛りの少ない副業だと思います。

 

・時給換算すると、バイトよりも収入が良い

→今回、副業で得た収入を時給換算すると【26500円÷20h】で、時給1300円程度になりました。

普通のバイトよりも割高ですし、在宅で好きな時に仕事が出来るというメリットもあります。

また、作図スキルがあれば、作業時間を短縮出来るので、腕次第ではもっと単価が上がりそうです。

 

◇不満な点

・案件の競争率が高い。

→私はクラウドワークスを利用して、副業を探したのですが、基本的にどの業務も倍率はかなり高いと思います。

1つの案件につき、10~20人は応募しているので競争が厳しいです。

イメージ的には7〜8件応募して、1件受注出来るかでした。

正直、仕事の時間よりも探す方が時間がかかるのでは?と思ってしまいます。

 

・安定して仕事を受注出来ない。

→上記の不満点と重なってきますが、競争率が高いため安定して仕事を受注するのが難しいと感じます。

CADのライセンス料もあるので、1月最低¥7000以上は稼がないと利益になりません。

大金を稼ぐのは難しいですが、安定した収入源とするには実績を積んで、仕事を受注しやすいお得意先を作る必要があるのかなと思います。

 

まとめ

 

今回、CAD副業をしてみた感想をまとめます。

 

・空き時間に仕事が出来るので、縛りが少なく副業として働きやすい。

・技術があれば、バイトよりも単価は良い。

・競争率が高いので、安定収入や大金を稼ぐのは難しい。

 

CAD副業は、技術次第では時間単価の良い仕事ですが、クラウドワークスでは、競争が厳しく、基本的に単発の仕事ばかりなので、おこづかい稼ぎくらいと考えた方が良さそうです。

 

副業として安定した収入源を作るには、

・実績を積んで、定期的に仕事を受注出来るようなお得意先を作る。

・単発ではなく、期間契約で在宅CADワーカーを募集しているような企業を探す。

といった方法がありそうです。

いずれにしても、しっかりした実績と基盤を作る事は大切かと思います。

 

【DIY】素人がツーバイフォー工法で小屋作り〜外壁①〜

前回で屋根まで終わったので

今回は外壁の作業について書いてみます。

外壁の作業が終われば、DIY小屋作りも一旦は完了になります。

なんだかんだで、半年以上かかってます。

長い笑

ひとまず、年内には完了しそうで良かったです。

内装は、時間ある時にでも少しずつ進めていこうと思っています。

 

外装の仕上げについてですが

以前の記事でも書きましたが、当初は全面を木目調にする予定でいました。

 

phazone.hatenablog.com

 

しかし、

・最近はウッドショックの影響もあり、木材の価格が上がっていて、費用が高くついてしまう事。

・屋根側の斜めになっているところの加工が難しい事。

これらの理由から

窓から下は、木目調の板。上の方は漆喰で仕上げることにしました。

また、人目に付かない裏側は合板を塗装して貼り付けます。

 

手順としては

①小屋の外面に透湿・防水シートの取付

②外壁に板材と合板の取付

③外壁上部を漆喰で仕上

この順番で進めます。

 

①小屋の外面に透湿・防水シートの貼付

まずは、小屋の外面に透湿・防水シートを貼って行きます。

透湿・防水シートは、木造住宅の外面に貼るシートで、外部からの湿気を遮断して、内部の湿気を逃す効果があるそうです。

住宅の工事で目にする白いシートです。

 

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こちらも、1巻単位で売られています。

 

元々一軒家で使う量なので、小屋だと結構余ります。

使い道。。


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このシートを小屋の窓や扉を除いて、全体に貼り付けます。

固定には、アスファルトシートの時の様にタッカーを使います。

開口部や上下端部については、隙間が出来ないように防水テープを上から貼りました。

同じように、シートの重なり部分にも写真2枚目の様に、上から防水テープを貼っています。

 

この辺りは、屋根のアスファルトシートの時と同じ感じです。

 

phazone.hatenablog.com

 

この作業が楽そうに見えて、以外と大変でした。

小屋の裏側は、隣地との境界ブロックがあるのですが、小屋とブロックの隙間が30センチそここしかありません。

体がかなりきつい笑

合板を貼る時も苦労しそうです^^;

 

②外壁に板材と合板の取付

透湿防水シートを貼り終えたら、その上から板材を貼っていきます。

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人目に付く側の面には、上の写真の板材を貼りました。

幅90mm×厚さ15mmあり、壁の長さに合わせてカットした板材をあらかじめペンキで塗っておきました。

また、窓の高さはあらかじめ板材90mm×13枚分貼れるように高さを調整していました。

(窓枠の下端の高さが、床から90×13=1160mmある。)

なので、板材に半端なサイズが出ずにすっきり納まる予定です。

板材を窓の下側だけ、壁に取り付けます。

 

[施工前]

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[施工後]

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取付後はこんな感じです。

 

施工前の写真と比べると、かなり完成に近付いた感じがします^_^

 

注意したのは、ビスを打込む位置です。

 

ビスの長さが38mmある為、適当な位置にビスを打つと、壁を貫通して内部にビスが突き出します。

そうならない様に、壁の間柱があるところを狙ってビスを打ちました。

あらかじめ、間柱の位置を測って印をつけておくとやりやすかったです。

 

今回は、ここまでで次回は残りの部分を仕上げていきます。

【DIY】素人がツーバイフォー工法で小屋作り〜屋根〜

今回は屋根の製作について書いてみます。

屋根の施工自体は9月前には、終わっていたのですが、ブログの更新が大分遅くなっていました^^;

 

手順としては

①垂木の加工、および野地板、垂木の取付け

②水切の取付、アスファルトルーフィングの貼付け

③ガルバリウム屋根の設置

の順番で進めていきます。

 

①垂木の加工

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垂木とは屋根を支える為に必要な部材で、上の図面で斜めになっている部分の事を指しています。

垂木を受けている部分は軒桁と言って、この垂木と軒桁の接している部分には、垂木に欠き込みを入れます。

今回は垂木にツーバイフォー材を使っており、まずは材料の切り出しと欠き込みを入れるところから始めます。

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上が欠き込みを入れた垂木です。

ノコギリで切り込みを入れてから、ノミを使って削りました。

寸法は、上の図面から拾っています。

CAD図面だと斜めの寸法等も一発で拾えるので、こういう時に便利です。

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この垂木と軒桁を組み合わせると、イメージ的に上の写真の様になります。

素人作業なので欠き込みが荒いためか隙間が出来ています、まあ良しとします笑

この加工を6本分進めます。

加工が終わったら、垂木を取り付けます。

 

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垂木を軒桁に取り付けました。

取り付けには、タルキ止めという金物を使っています。

1枚目の写真に写っている金物で、軒桁と垂木を固定できます。

1個¥60くらいで、固定用の釘も付いています。

 

垂木を取り付けたら、次に野地板を取り付けます。

野地板とは屋根の下地になる板の事です。野地板には9mmの合板を使っています。

この板の上に、ガルバリウム鋼板の屋根を取り付けることになります。

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垂木の上に野地板を並べています。

屋根の上に乗って作業しましたが、足元が少し怖いです。

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ビスは300ピッチくらいの間隔で垂木に打ち付けます。

ビス止めすると野地板と垂木が固定されて、足元が大分安定しました。

 

②水切取付、アスファルトルーフィングの貼付け

 

野地板を貼り終えたら、次に水切とアスファルトルーフィングを貼っていきます。

 

水切とは屋根の軒先に付ける部材で、小屋側への水の侵入を防ぐ効果があります。

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ホームセンターには、色々な形状の水切があります。

形状にもよりますが、1.8mの長さで¥350~800くらいします。

小屋の大きさに合わせて加工が必要ですが、板金ハサミという金物を切る為のハサミが売っており、切ったりするのは意外と簡単でした。

まずは、水切を屋根の軒先に取り付けます。

 

アスファルトルーフィングとは、屋根の防水用に使うシートの事です。

フェルト(厚紙)や不燃布にアスファルトをしみ込ませたシートが、雨水等の侵入を防いでくれます。

 
 

上の商品の様に1巻20m位の長さがあり、ホームセンターでも売っています。

小屋だと、10mくらいしか使わないので結構余りました^^;

 

これを屋根の野地板の上に貼っていきます。

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屋根の長手方向にシートを伸ばして、タッカーで固定します。

住宅の工事なんかだとシートを巻物毎、屋根に上げて、転がして伸ばしていく様です。

今回は長手方向が3mくらいなので、あらかじめシートを切ってから屋根に上げました。

 

シートが重なる部分は、100mm以上の重ね幅を確保して、上から防水テープを貼っています。

隙間があると、雨漏れの原因になるので気をつけています。

防水テープは下の商品を使いました。

丈夫で接着力も強いので使いやすかったです。

 

軒先の水切りとの取合い部分は、下の写真の様に水切りの上にシートが被さる様にしています。

こうすることで、水切りの隙間から水が入りこまなくなるようです。

更に上から防水テープを貼ることで、水の侵入を防ぎます。

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屋根全体にアスファルトルーフィングを貼りつけて完成です。

これで、雨水の心配が無くなりそうです^ ^

 

③ガルバリウム屋根の設置

 

先ほど貼った、アスファルトルーフィングの上にガルバリウム鋼板の屋根を設置します。

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上が購入した屋根材です。

写真だとわかりづらいですが、色はシャンパンゴールドで、通販で¥7000くらいです。

これを屋根の上に運んで、取り付けていきます。

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屋根材が被るところは、3、4山くらい重ねています。

固定には、鋼板用のビスを使いました。

ビスには、パッキンが付いている物を選んでいます。

普通のビスだと、ビス穴から水が入り込んでしまいますが、このビスだとパッキンが水を防いでくれます。

 

固定は、屋根の水上側と水下側の庇にビス固定しました。

屋根とその下に水切があり、少し厚いので、下穴を開けてから取り付けています。
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施工完了しました!

実際に雨が降った際も雨漏りは無かったので

結構ちゃんと施工出来たかと思います^ ^

 

次は外壁を仕上げていきます。

いよいよ完成が近づいてきました。

 

 

 

 

【DIY】素人がツーバイフォー工法で小屋作り〜窓〜

 

今回は、小屋の窓を製作しました。

窓を1から作るとなると、結構大変そうです。

なので、今回はあまり仕組みが複雑ではない、かつ小屋のイメージにも合いそうな、両開き窓を作ってみました。

扉の時と同じ様に、まずは図面を起こしてみます。

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上はCADで作図した、窓2箇所分の図面です。

サイズが異なる窓を2個作ります。

両開き窓は窓ガラス枠を作って、外枠に蝶番で取り付ける感じなので、結構単純な構造だと思います。

扉の時と同じく、ガラス部分には透明なエンビ板を使います。

また、図面では書いていなかったのですが、外枠には戸当たり(窓が部屋側に開かない様にするためのストッパー的な部材)も取り付けます。

 

作業の順番としては

①木材の加工、切り出し

②材料の組み立て

③外枠の取付

④窓の取付

の順に進めていきます。

扉を作った時と、手順はほぼほぼ一緒です。

 

①木材の加工、切り出し

材料は

窓外枠:ワンバイシックス(19×140)

窓ガラス枠:角材30×40

を使います。

こちらも扉の時と同じように、先にペンキで塗装します。

 

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窓のガラス枠には、丸鋸でエンビ板の溝を入れています。

扉の時と同じ様に、この溝にエンビ板を差し込みます。

今回はこのやり方でしたが、丸鋸だとどうしても精度よく溝が掘れず、ガラスはめ込みに苦戦しました。

トリマー等の溝掘り用の工具があれば、そっちの方が絶対良いです。

 

②材料の組み立て

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加工したガラス枠を組み立てていきます。

接合部にはダボピンを使っています。

木工用ボンドも使っていますが、固まるまでは結構グラつきます。

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3方の枠を組み立てたら、エンビ板をはめ込んだ後に、最後の一辺をはめ込んで完成です。

 

③外枠の取付

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小屋の開口部に外枠を取り付けます。

こちらも扉の時と同じです。

枠の出入りは内外の壁と均等になるように気をつけています。

ビスを打つ位置も見栄えを良くするために、均等な位置で、150ピッチくらいで打ちつけています。

④窓の取付

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最後に窓の取り付けです。

順番的には蝶番を先に窓枠に取り付け、その後外枠にビス留めしました。

蝶番は2mmくらいの厚さがあるので、窓枠には蝶番の厚さ分、欠き込みを入れています。

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実際に作ると図面通りにはいきませんが、外枠と窓枠の隙間は、図面では3mm程のクリアランスを見ています。

窓を取り付ける際は外枠とのクリアランス確保の為に、間に板を噛ませて外枠に蝶番を取り付けています。

 

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窓を取り付けた後に外枠に戸当たりを取り付けました。

これがあると、ストッパーとなり窓が内側に開かなくなります。

また、外側から窓を見た時に、窓枠と外枠の隙間塞ぎになります。

 

完成した窓がこちらです。

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窓には取手と掛金の鍵も付けました。

色合いも雰囲気に合っていて、見た目も結構良い感じだと思います^ ^

 

少しガタつきがあるので、それはこれから改善していきたいです。

 

【DIY】素人がツーバイフォー工法で小屋作り〜ドア〜

今回は、小屋の扉を作りました。

扉を自分で作ること自体初めてですが、DIYをされている方の動画やブログを見て、まずは図面から作成しました。

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上がCADで作図した図面。

木製建具の図面は、以前仕事で扱ったことがあったので、その経験を基に書きました。

材種なんかは、インターネットの情報を参考にしています。

ひとまず、ここから材料を拾って作っていきます。

手順としては、

①木材の加工、切り出し

②材料の組み立て

③外枠の取付

④扉の取付

の順に進めていきます。

 

①木材の加工、切り出し

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木材は

外枠:ワンバイシックス(19×140)

扉骨組み等:ツーバイフォー(38×89)

格子部:角材30×40

を使いました。

(ホムセンに材料が無かったので、図面とは若干サイズを変えています。)

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後で細かいところを塗るのが大変そうだったので、材料をカットした後に、先に塗装しています。

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扉の窓格子部分はエンビ板をはめ込むために、4mm幅くらいの溝を掘りました。

溝掘専用の工具が無いので、丸鋸を使いましたが、溝が若干歪んでいます(^^;)

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木材の接合部分は上の写真の用にダボピン用に穴を空けています。

骨組ツーバイフォー材は幅が89mmあり、ビスの長さが足りないので、扉接合部分は全てダボピンで接合させるようにしています。

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扉のドアハンドル部分は、ハンドルとラッチボルト取付用に穴空け加工をしています。

穴空けのサイズは、ハンドルの説明書に書いてあります。

結構深く掘り込みますが、電動ドライバーとノミで地道に掘りました。

 

②材料の組み立て

加工が終わったら、いよいよ組み立てです。

まずは、扉の骨組みを組み立てます。

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骨組みはダボピンと木工用ボンドで接合しています。

固まるまでは、結構ぐらつきます。

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骨組み3辺と下部の部分が組み終わったら、窓格子を嵌め込みます。

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あらかじめ、格子部分に窓をはめ込んでから扉本体に取り付けます。

窓の溝が歪んでいて、エンビ板がはまらない箇所もあったので、結構大変でした。

窓部分は、エンビ板3mmを使っています。

 

アクリル板やガラス板の方も検討しましたが、他のブログで窓に塩ビ板を使っている方がいた事、塩ビ板の方が値段が安く、たわみも全く無いことからこちらを採用しました。

ちなみにエンビ板を切る際には、専用のカッターが必須です。

大体¥300くらいで売っています。

丸鋸でも切ろうとしたのですが、破片が飛び散って危険なので止めた方が良いです笑

 

 

 

 

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窓をはめ込んで残りの骨組みを取り付けたら、扉の完成です^ ^

組み立てたら、雰囲気が出てきました。

 

③外枠の取付

小屋の方に外枠を取り付けます。

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外枠には、ストライクというレバーハンドルのラッチボルトを受けるための金物が必要です。

外枠をノミで溝掘り加工して、取り付けます。

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小屋の開口部に外枠を取り付けます。

ビスは色合いを考えて、黒色を使いました。

④扉の取付

最後に扉を取り付けますが、その前に

蝶番とラッチボルトを先に取り付けておきます。

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蝶番のサイズは下の表を参考にしています。

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今回のサイズだと、89×1.7が1番近いので、こちらを使用しました。

 

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扉を取り付ける際には、扉の下の隙間を確保するために、薄い板を敷きました。

この板が5mm程度の厚さがあるので、扉をこの上に乗せて取り付けると下部の隙間を確保出来ます。

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ドアが完成しました!

見た目も思ったよりきれいで、ほぼ図面通りに出来たので個人的には結構満足です^_^

扉があるだけで、見栄えが結構変わります。

 

次回は窓作りに入ります。